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代表略歴

プロフィール

 学校卒業後は最初、電子部品を製造する会社に勤めました。製造から始まり、設計~品質保証~製造技術という順に、いろんな部署の業務を体験しました。設計部門にいるときに品質工学と出会い、「こういう方法をマスターすべきだ」と気づき、部署が変わっても、その部署に応じた活用を展開してきました。しかし最初は独学だったため、理解が浅かったと思います。品質工学研究会に参加するようになり、そこで議論することで徐々に理解が深まっていきました。といっても、それは簡単な道のりではなく、矢野宏さんという厳しい先生には何度もダメだしをくらいながら食らいついていったものです。品質工学の実力が認められることで、社外講習会の講師を務めるようになりましたが、それを良く思わない上司もいて、外部講師ができる環境を求めて転職もしました。最初に就職した会社を辞めることにすごく抵抗はありましたが、新しい環境で別の考え方に触れることで、自分の視野が広まったと、今では本当に転職して良かったと思っています。その後、別の環境を求めてまた別の会社と契約することになりましたが、品質工学の考え方の重要性を再認識すると同時に、世の中には効率の悪いやり方をしているところが多いということを知りました。それを伝える,改善することができるのは限られた人数であり(自分もその一人だと自負しながら)、効率の良い開発のお手伝いをすることで世の中の生産性を高める活動をしていきたいという想いが強くなり、起業するに至りました。

品質工学研究発表大会 発表履歴

 QES1998 ポテンショメーターの機能性の改善:株式会社日本抵抗器製作所 林 憲一
 QES2002 厚膜印刷基板における電極印刷条件の最適化:株式会社日本抵抗器製作所 林 憲一
 QES2004 電極膜形成条件の最適化と機能性評価:株式会社日本抵抗器製作所 林 憲一
 QES2006 機能性評価による鉛フリー半田工程の自動化
        :北陸職業能力開発大学校 二ノ宮進一,株式会社日本抵抗器製作所 林 憲一
 QES2010 簡易墨入れ機の開発:株式会社日本抵抗器製作所 林 憲一
 QES2011 超硬合金の加工条件の最適化:株式会社サン・アロイ 林 憲一
 QES2013 T法の推定精度向上の検討:株式会社ノトアロイ 林 憲一
 QES2015 超硬合金の直彫り加工条件の最適化:株式会社ノトアロイ 林 憲一
 QES2017 直彫り加工による大型超硬合金金型一貫製造技術の開発-ニアネット素材開発-
        :株式会社ノトアロイ 林 憲一
 RQES2021 熱電変換材料の開発における全体最適技術情報の構築:株式会社白山 林 憲一

学会誌「品質工学」論文掲載履歴

 1)スクリーン印刷における印刷条件の最適化:1997年 5巻 4号 p.38-45
 2)ポテンショメータの機能性の改善:2002年 10 巻 1号 p.42-48
 3)電極膜の製造条件最適化と機能性評価:2005年 13巻 3号 p.68-74
 4)平成18年度富山県品質工学実践講座の記録:2007年 15巻 3号 p.38-44
 5)平成21年度富山県品質工学実践講座の記録:2010年 18巻 1号 p.59-63
 6)ポテンショメータの機能性評価:2011年 19巻 5号 p.66-69
 7)環境調和型熱電変換材料MgSiSnの開発 2025年 Vol.33 No.2 p.31-39
 8)熱電変換材料の基本機能の検討と計測の工夫 2025年Vol.33 No.3 p.13-21

協同研究論文

 1)大型超硬合金金型の一貫体制製造技術の 構築に関する研究
   2019 年 27 巻 5 号 p. 35-43
 2)機能性評価による鉛フリーはんだ工程の自動化
   2008 年 16 巻 2 号 p. 43-49

その他雑誌への論文掲載

 1)ポテンションメーターの機能性の改善:品質工学応用講座「機械・材料・加工の技術開発」
 2)「高精細スクリーン印刷における印刷条件の最適化とトラブル対策」に10頁掲載
 3) 超硬合金の切削条件の最適化研究:「型技術」2013年 Vol.28 No.6